高徳寺は、港区北青山にある浄土宗のお寺です。
天正7年(1579)に創建されたとされ、甲賀組の望月助之進外七名が開基、晃誉上人居的和尚(元和9年1623年寂)が開山上人です。
〜都心、心のオアシス〜
多くのビルに囲まれた高徳寺ですが、本堂の裏手は小さな森のようになっており、そこにはたくさんの小鳥たちが集まってきます。2月頃からメジロ、そして鶯が啼き始めます。5月を過ぎるとシジュウカラも目にします。オナガやカラス、キジバトなども境内を飛び回っています。また、柑橘類の木が多いため、蝉も多く飛んできます。紋白蝶やキアゲハ蝶やアオスジアゲハ、クロアゲハなども見られます。本堂前には庭園が広がっています。サルスベリやしだれ梅をはじめとする色鮮やかな植物を植栽しており、観る人の心を癒してくれます。
近辺には緑深い東宮御所、神宮外苑、神宮球場があり、ビルが聳え立つ都心にありながらオアシスのようになっています。